海洋調査フロンティア 〜海を計測する〜増補版
海洋調査技術学会 編
海洋調査に必携の最新図書が刊行されました。
本書は最近10年間の研究・技術開発の成果の集大成です。最新の海洋調査技術に関して基本原理から解き明かし、その調査方法、測定精度、さらに今後の課題について検討・解説を行っています。海洋科学・工学者にとっての座右の書となりうる一冊です。旧版(※)と合わせて御覧頂くと海洋調査技術の全てが分かります。
(※)平成5年に刊行の「海洋調査フロンティア ~海を計測する~」についてはこちら→
目次
第1章 海洋測位技術
1.1 近年の海洋における衛星測位技術/1.2 海底音響基準点ネットワーク
執筆者 三浦 哲(東北大学大学院地震・噴火予知研究観測センター),浅田 昭(東京大学生産 技術研究所)
第2章 測深技術の現状
2.1 マルチビーム音響測深機/2.2 音響画像探査/2.3 航空レーザー測深
執筆者 浅田 昭(東京大学生産技術研究所),山本 富士夫(株式会社海洋先端技術研究所),徳山 英一(東京大学海洋研究所),矢島 広樹(第六管区海上保安本部海洋情報部)
第3章 近年の海洋における地震探査技術の進歩
3.1 はじめに/3.2 反射法・屈折法地震探査/3.3 坑井内地震探査/3.4 海洋における近未来の地震探査技術/3.5 おわりに
執筆者 奥田 義久(産業技術総合研究所),横田 俊之(産業技術総合研究所),松島 潤(石油公団石油開発技術センター)
第4章 海洋地質調査技術
4.1 海洋メタンハイドレート層掘削技術/4.2 大水深掘削技術/4.3 圧力・温度保持コアサンプリング技術
執筆者 市川 祐一郎(日本海洋掘削株式会社),古谷 昭人(日本海洋掘削株式会社),川崎 正行(日本海洋掘削株式会社)
第5章 近年の海洋における地球物理観測技術の進歩
5.1 コンプライアンス測定/5.2 コントロールソースを用いた電気伝導度測定/5.3その他の手法による海底近傍からの高分解能物理探査
執筆者 島 伸和(神戸大学内海域環境教育研究センター),松林 修(産業技術総合研究所)
第6章 海洋物理観測技術
6.1波浪観測 6.2漂砂観測 6.3潮汐観測 6.4海潮流観測 6.5密度場観測
第7章 海洋化学・生物調査技術
7.1採水 7.2懸濁物・沈降粒子の採取 7.3生物採取 7.4直接計測 7.5リモートセンシング
第8章 水中探査技術
8.1海中探査システム 8.2調査ロボット
海洋調査関連企業情報
索引
注:執筆者所属は2003年10月における現職
問い合わせ:海洋調査技術学会事務局
Tel:03-6267-4550 _fax:03-6267-4555
E-mail:jsmst@mynavi.jp